黒柳徹子さんと40年にわたる遠距離恋愛をしていたピアニスト。
一体二人の間にはどのようなドラマがあったのでしょうか。
黒柳さんが一度も結婚しなかった理由や、彼との特別な関係、そして結婚に至らなかった背景を知りたい方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
黒柳徹子が結婚を考えたピアニストとは?
黒柳徹子さんが結婚を考えたピアニストは、ブルガリア生まれのユダヤ系フランス人ピアニスト、アレクシス・ワイセンベルクさんです。
ワイセンベルクさんは、1929年にブルガリアで生まれ、第二次世界大戦中にナチスに捕らえられながらも、収容所での演奏が彼の命を救ったというエピソードを持つピアニストです。
その後、アメリカのジュリアード学院で音楽を学び、卒業後には世界的に有名なピアニストとして成功を収めました。彼の演奏は、プロコフィエフやラヴェルのピアノ協奏曲など、クラシック音楽ファンの間で特に高く評価されています。
黒柳徹子さんは、ワイセンベルク氏について「とても優しく、才能のある方だった」と語っており、彼との時間を非常に大切にしていたようです。
黒柳徹子とアレクシス・ワイセンベルクの出会い
アレクシス・ワイセンベルク氏が公演のために来日した際に黒柳徹子さんと出会ったそうです。
黒柳さんは当時38歳で、ワイセンベルク氏は42歳。二人はすぐに惹かれ合い、恋愛関係に発展しました。
二人の距離があったため、頻繁に会うことはできませんでしたが、手紙やFAXを通じて関係を維持していました。
遠距離恋愛であったことから、会えるのは年に数回程度だったそうです。それでも二人は長い年月を共に過ごし、強い絆を保ち続けました。
遠距離恋愛が続いた40年
黒柳徹子さんとワイセンベルク氏は、40年にもわたって遠距離恋愛を続けました。彼はフランスを拠点に、黒柳さんは日本で多忙な芸能活動をしていたため、頻繁に会うことはできませんでした。
会っていたのは年に1、2回くらいで、黒柳さんがワイセンベルク氏の公演にサプライズで会いに行っていたそうです。
二人は常に手紙やFAXを使って連絡を取り合っていました。お互いの仕事を尊重し合いながら、関係を続けていたのです。
1982年には、ワイセンベルク氏が黒柳徹子さんの番組「徹子の部屋」にも出演し、ピアノを披露したことがあります。このように、彼女は大切な人を仕事に関わらせる形で愛情を示していたのでしょう。
六本木でデートしたことも黒柳さん本人の口から語られています。
男性とは日本でデートをしたこともあるといい、「手をつないで歩いたこともありますよ。六本木。彼とご飯を食べに行く時、何となく手をつないで歩いちゃった」と打ち明けた。
引用元:黒柳徹子、人生一番の大恋愛 フランス人ピアニストと40年愛 手つなぎデートも「最後はその方…」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
遠距離であっても、お互いの想いは変わることなく、約40年もの間、関係を続けていたことが伺えます。
結婚に至らなかった理由
黒柳徹子さんとワイセンベルク氏は、お互いに結婚を考えたこともあったそうですが、最終的には結婚に至りませんでした。
黒柳さんはテレビ番組で、「彼が『パリに来てくれないか』と言ったことがあったが、私は日本での仕事を辞められなかった」と語っています。ワイセンベルク氏もフランスでのキャリアを続けていたため、物理的な距離が問題となったのです。
また、黒柳さん自身も「国際結婚はお互いが仕事を辞めないと難しい」と述べており、結果的に結婚をしないという選択を取ったのです。
ピアニスト・ワイセンベルクとの別れ
アレクシス・ワイセンベルク氏は、音楽家として多くの成功を収めましたが、晩年はパーキンソン病に苦しみました。ピアニストにとって、パーキンソン病は致命的な病であり、演奏活動を続けることが困難になったのです。
パーキンソン病とは
ドパミンという物質が不足するため、脳からの命令が全身にうまく伝わらず、身体が動かなくなる病気です。数年かけて徐々に進行していきます。
引用元:パーキンソン病 – 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)
ワイセンベルク氏はスイスで長い闘病生活の末、2012年1月8日にこの世を去りました。82歳でした。
黒柳さんはアレクシス・ワイセンベルク氏とは彼の死をもって永遠の別れとなってしまったようです。
なんだか切ないですよね。
しかし、彼の死後、黒柳さんは40年間続いた恋愛が終わったことに対して、「いい恋愛をした」と語っています。彼の存在は、黒柳徹子さんにとって特別なものであり、今でもその思い出は色褪せることはないでしょう。
黒柳徹子のプロフィールと現在
項目 | 詳細 |
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生年月日 | 1933年8月9日 |
出身地 | 東京都 |
職業 | 女優、タレント、司会者 |
代表作 | 『徹子の部屋』、『ザ・ベストテン』 |
特記事項 | ユニセフ親善大使、社会活動家 |
黒柳徹子さんは現在も現役で活躍しており、90歳を迎えた今も精力的に活動を続けています。
彼女は「徹子の部屋」をはじめとする多くのテレビ番組に出演し続け、視聴者に愛される存在です。また、ユニセフ親善大使として世界中で子どもたちの支援活動にも積極的に関わっています。
黒柳さんの魅力は、その知識と教養の深さに加え、常に新しいことに挑戦する姿勢です。これからも彼女の活躍から目が離せませんね。