石橋貴明を訴えた自称女優は誰?“帰りなおばちゃん”の正体と真相!

石橋貴明を訴えた女優は誰?“帰りなおばちゃん”の正体と真相に驚き!

石橋貴明さんを訴えた「帰りなおばちゃん」って一体誰?
そんな疑問を持った方のために、この記事では当時の出来事を解説します。

1992年に民事訴訟まで発展したこの騒動は、テレビ番組での演出がどこまで許されるのかを問いかける、大きな転機となりました。

訴えたのは、番組に「素人のおばちゃん」として登場していた56歳の女優。

一体なぜ彼女は訴えを起こすことになったのか?
そして番組や業界はどう対応したのか?

この記事では、稲村さんの人物像、訴訟内容、番組演出の背景まで、わかりやすく丁寧にまとめています。

テレビ業界の過去と、今との違いを感じながら、問題提起としても興味深い内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

石橋貴明を訴えた自称女優「帰りなおばちゃん」とは

ここでは、石橋貴明さんを訴えたとされる「帰りなおばちゃん」こと稲村さち子さんについて、問題になった出来事の詳細やその背景をしっかり紹介しますね!

①訴訟の概要と提訴内容

1992年11月4日、テレビ番組内での演出をめぐって、石橋貴明さんと番組のチーフディレクターが民事訴訟を提起されるという騒動が起こりました。

原告となったのは、当時56歳だった女優の稲村さち子さん。テレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』に出演していた彼女が訴えた内容は、「セクシャルハラスメント」と「名誉毀損」でした。

訴状によると、1992年10月29日に放送された回の中で、露出度の高いビキニを着せられた状態で石橋さんから「ヘアが見える」と発言され、そのテロップに「素人のおばちゃんですからヘアの手入れはしていません」と表示されたことが名誉を傷つけたという主張でした。

しかも、このやりとりは台本には無く、すべて石橋氏のアドリブだったということも明らかになりました。

また、稲村さんは芸歴10年以上の実績がありながら、番組内で「素人のおばちゃん」と紹介されるテロップが2回も表示されたことに対して強く抗議したんです。

この訴訟では、200万円の損害賠償と番組内での名誉回復の時間を求めたという、当時としてはかなりインパクトのある内容でしたよね。

②問題となった番組と演出

問題のシーンが放送されたのは、1992年10月29日放送の『とんねるずのみなさんのおかげです』。

この番組は当時、大人気で、石橋さんと木梨憲武さんの強烈なキャラクターと、お笑いと過激な演出が魅力のバラエティでした。

ただその反面、演出が行き過ぎてしまうことも多くて、下ネタやセクハラまがいのシーンがちょくちょく登場していたんです。

稲村さち子さんが出演した回でも、ビキニ姿にさせられた上で、冗談まじりの発言とはいえ、プライバシーに踏み込むような演出がされてしまいました。

当時はまだ「ハラスメント」という概念が今ほど認知されていなかったこともあって、問題提起としても注目された裁判だったんですよ。

③「素人のおばちゃん」のテロップ表現

稲村さんが最も問題視したのが、この「素人のおばちゃん」というテロップ表記です。

10年以上の芸歴があり、CMやテレビドラマにも出演していたにもかかわらず、「素人」として扱われたことに大きな屈辱を感じたといいます。

しかも、それが全国放送の番組でテロップとして流されたわけですから、名誉毀損と感じたのも無理はないですよね。

フジテレビの石田弘プロデューサーは取材に対して「素人のおばちゃん役で出演してもらった。傷つけたことは申し訳ない。」と説明し、謝罪しましたが、実際の経歴とは一致しない説明だったのも、誤解を招いた要因かもしれません。

個人的には、当時のバラエティ番組って笑い優先で配慮が不足してた部分もあったと思うので、今回のような提訴は一石を投じた意義深い行動だったのかなって感じます。

④セクハラ発言とその影響

石橋貴明さんの「ヘアが見える」という発言、今でこそアウトですが、当時のテレビ業界ではギリギリセーフ?みたいなノリが通用してしまってた時代背景もあります。

でも、放送を見た視聴者の中には「これはさすがにやりすぎ」と感じた人も多かったみたいで、訴訟報道が出たときも大きな反響がありました。

石橋さんの所属事務所は「本人と連絡が取れないのでコメントできない」と回答していて、対応としてはちょっと他人事っぽかった印象も…。

一方で、稲村さんは番組内で名誉回復の機会を与えてほしいと求めていて、すごく真摯だったんだろうなって思います。

結果的に提訴は取り下げられましたが、この件がきっかけで『とんねるず』の番組では「下ネタ禁止令」が出されたんだとか!これってめっちゃ影響力あったんじゃないでしょうか?

⑤当時のテレビ業界の空気感

90年代初頭のテレビって、今と違って「視聴率が正義!」みたいな時代で、過激な演出や炎上ギリギリのネタが多かったんですよ。

特に『とんねるず』みたいな人気バラエティ番組は、スタッフも視聴者のウケを狙ってエスカレートしがちだったんです。

でも、その中でこういう訴訟が起きたってことは、出演者側が「これは違う」って声をあげ始めたターニングポイントだったのかもしれませんよね。

実際、事件後には「下ネタ禁止令」が出されたということもあって、演出のあり方や出演者への配慮について考え直すきっかけにもなったみたいです。

この騒動は、笑いと人権のバランスを考えさせられるすごく重要な事件だったんじゃないかって、改めて思います!

「帰りなおばちゃん」とは誰?稲村さち子の人物像

ここでは、「帰りなおばちゃん」として知られる稲村さち子さんについて、どのような人物だったのかを詳しくご紹介していきます。

稲村さち子の経歴と芸歴

稲村さち子さんは、当時56歳の女優として活動していた人物です。

映画『一杯のかけそば』や、テレビドラマやCMなどにも出演していた経験があり、芸歴としては10年以上と、決して「素人」などと呼ばれるような経歴ではありませんでした。

それにもかかわらず、バラエティ番組内で「素人のおばちゃん」とテロップで紹介されたことにより、彼女の芸能活動のプライドが大きく傷つけられたのではないかと思われます。

これまで地道に活動してきた女優としてのキャリアが、たった一言で軽んじられてしまったという事実に、深い悔しさや悲しさを感じていたのではないでしょうか。

今でこそ、「経歴へのリスペクト」は当たり前になっていますが、当時はそうした感覚がまだまだ浸透していなかった時代背景もありました。

当時のレギュラー番組出演歴

稲村さんは、『とんねるずのみなさんのおかげです』にて、いわゆる“準レギュラー”的な立ち位置で複数回出演していたようです。

役どころとしては、素人風の女性として登場することが多く、番組側があえて「一般人っぽさ」を演出していたのかもしれません。

実際に当時番組をリアルタイムで視聴していた筆者の記憶では、稲村さんは「とっとと帰りな!」という決めゼリフで他の出演者たちを強制的に帰らせるという、絶妙なタイミングと口調が印象的なキャラクターでした。

そのセリフ回しがとても面白くて、視聴者からも一定の人気があったように感じています。

一方で、放送中には毎回のように「自称女優」というテロップが表示されていたため、当時は本当に素人の方なのだと信じてしまった方も多かったのではないでしょうか。

私自身も、のちの訴訟報道を見て「えっ、女優さんだったの?」と驚いた記憶があります。

その後の活動や現在の様子

提訴後、稲村さち子さんはメディアから距離を置いたようで、その後の出演情報などはあまり多くは残されていません。

また、訴訟についても最終的には取り下げられており、大きな騒動には発展しなかったことから、静かに芸能界を離れていったのではないかと推察されます。

時代の流れとともに、こうした一件が忘れ去られてしまうのは少し寂しさも感じますが、彼女の勇気ある行動が与えた影響は、決して小さくなかったと思います。

バラエティ番組における演出の在り方や、出演者に対する敬意について考えさせられる出来事だったからです。

今後、こうしたケースが二度と繰り返されないためにも、私たち一人ひとりが「笑い」と「尊重」のバランスを意識することが大切ですね。

まとめ

石橋貴明さんを訴えた「帰りなおばちゃん」こと稲村さち子さんは、芸歴10年以上の女優でした。

番組演出に対する問題提起として起こされたこの訴訟は、視聴者の笑いと出演者の尊厳の境界線を問い直す重要な一件となりました。

結果的に訴訟は取り下げられましたが、この出来事を機に、テレビ業界全体が「配慮のある演出」へと変わっていったと言われています。

現在でも議論の対象となる表現の自由と人権のバランスについて、考えさせられる出来事でしたね。

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